ものづくりネットワーク Monthly letter    平成20年7月21日
 真夏日が続く頃となりました。さる6月27日に開催いたしました「大和高田ものづくりネットワーク」の発会式には、御多忙の中、出席いただき厚く御礼申しあげます。 大和高田市の産業活性化のため、どうしても参加していただきたいと思っていました経営者の皆様が、ほとんど出席いただけた事は、皆様の地域の産業復活に対する思いが並ならぬものと拝察しました。
 この地では、江戸時代の綿作から大和絣がはじまり、明治時代には近代紡績産業が確立され、それに関連した多くの種類の産業が盛んになり、昭和40年頃迄は、奈良県中 南和トップの商工業都市として、繁栄した町を形成していました。 これは偶然でなく、この葛城の地には5世紀頃には日本初の「ものづくり」集団が誕生し、以来「ものづくり」の精神や技術は脈々と子孫や地域に受け継がれ、進化を続けてきたことによるものと考えています。この大和高田市や周辺地域には、現代も古来よりの「ものづくり」の気風は確かに受け継がれ、職人気質の技術者で元気な経営者が多くおられます。 これは、大和高田市とその周辺の「地域資源」と言えます。
 私達は、現代に通じるあらゆる手法を駆使して頑張れば、この地域の産業復活は可能と考えます。
発会式に講演していただいた 潟nヤシ・ニット会長の林 正晃氏も「ものづくり」D.N.Aを引き継いだ一人だと思っています。 また当日の出席者の方々のほとんどが このようなタイプの経営者であられると思います。 こんな人達が交流し、生き様や仕事に対する情報を交流し、刺激し合えば、お互いの事業発展の意欲が高まると思います。
 また、二人目の講師の三浦 純一先生は都市再生をテーマに研究されていますが、大和高田市は歴史的にも現状分析からも非常に可能性の有る町で、面白いから是非、世話人会に参加させてほしいと申し込んでこられました。非常に心強く思っています。
 この事業を進めるには、対等な横請関係によるネットワークのシステムを早く作り建て上げねばなりません。データベースの作成が一番目の仕事になります。
 各会員の得意とする技術・自社の目指す方向について会員が共有すればよりよいネットワークはできます。ネットワークにより、他社の優秀な技術と結びついた企業は今まで出来なかった仕事をこなすことができ、新しい製品の開発も迅速、可能になります。
 只今世話人会ではフォームを検討中です。なるべく詳しい情報、どんな会社を目指しているか、経営の課題など考え方がわかるようなフォームにしたいと考えています。フォームができましたらご協力宜しくお願いします。
 コミニュケーションの強化を計るためマンスリーレターの発行を検討しております。 皆様からの御意見も掲載したいと思いますので、御投稿をお願いします。                        

以上、御礼とお願いまで

ものづくりネットワーク代表世話人 酒本昌彦


大和高田ものづくりネットワーク発足会及び懇親会開催報告

開催日時 平成20年6月27日(金)  発足会午後4時〜  懇親会午後6時〜
会場   発足会 経済会館7階ホール 懇親会 3階Bホール
参加者  発足会55人 懇親会39人 事務局森田、藤本、浦上

発足会次第により進行
1、事務局森田より開会宣言
2、大和高田商工会議所 中井隆男会頭 挨拶
3、ものづくりネットワーク発会までの経緯と世話人の紹介
  代表世話人(酒本)、世話人8人(笹岡、水井、岩本、飯塚、長西、林、村上、森川)
4、発会の趣旨について酒本代表より説明
地方が元気になるには地元の中小企業が元気でなければならない。大和高田には  元気な企業が多い。開発、研究に熱心で元気な経営者を結集、ものづくりの町として  大和高田ブランドを確立する為のネットワークづくり。それは時代の要求でもある。
5、本日出席者の企業名、御氏名を事務局より紹介
6、スピーチ
@潟nヤシ・ニット林正晃会長「ものづくりには、夢をもとう」
健康衣料分野でヒット商品を開発、販売をしている企業のトップ。   繊維業界がだめなら薬局市場を開拓していくというプラス思考で生きてきた。   健康衣料のパイオニアの経験談。
A三浦純一氏「元気を創るネットワークのヒント」
大和高田2005年工業統計の資料を基に説明   産業から見える大和高田市の特徴 早くから政治・経済の中心機能→公務員が多い。   国の機関がある。金融・保険業が多い。製造業比率が高い(独自の産業力を持つ) 01年から06年にかけて事業所減少が著しい。商業力04年1.29→07年1.02 ネットワーク効果の根源 人間の成長―現状(居場所、居る意味)の確認→やる気を起こすやる気をサポートするシステムが必要。企業家の成長―人間を成長させる経営 社会の中に自分をおいて喜ぶのが人間 分業し相手に利益が及ぶことで自分も喜ぶ 自分の成長 地域での居場所を確保 ネットワークの成長―企業家をサポートするシステム 自分の利益しか考えないところではネットワークは生まれない。グループの会社同士で相互批判→企業家を成長→ネットワークをしての成長 地域に居場所を確保する。大和高田市は発展する条件がある 核になる企業、サポートする産業、地理的条件、歴史的財産 それをどう活かすか→地域との結合を如何にするか。
7、ホームページをプロジェクターにて上映紹介
  相互リンク、ものづくりメッセ2008―11月開催の案内   休憩を兼ね3階懇親会会場へ移動
8、懇親会   乾杯の音頭 奈良芸術短期大学 天根副学長   歌曲披露  ときめきの第九の会 中川令子様
9、閉会

以上


ものづくりネットワーク 懇親会のご案内

会員の皆様の間に自由な情報交換、親密な信頼関係があってこそ、ものづくりネットワークが活発にすすんでいくとの思いから、下記により暑気払い飲み会を開催することになりました。ご出欠の回答をファックスにてお知らせ下さいますよう、お願い申し上げます。

開催日時 8月11日(月曜日) 午後6時30分より
会場 カフェアンディーブ 0745(23)6789      大和高田市東中2−11−20  ●帰りはバスを出します
会費 5,000円
お問い合わせ先 大和高田商工会議所 にぎわい大和高田推進課 0745-22‐2201

 参加申し込みFAX用紙
●欠席の場合も返信下さいますようお願いします






大和高田ものづくりネットワーク Tel 0745-22-2201